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Nokia、MSの「Silverlight」採用
NokiaはS60、Series 40、ネット接続端末でMicrosoftのSilverlightを採用すると発表。S60はAdobeのFlash Liteにも対応している。
フィンランドのNokiaは3月4日、米Microsoftの「Silverlight」を、S60、Series 40、ネット接続端末などで利用できるようにする計画を発表した。これにより、MicrosoftはSilverlight利用者を拡大できる一方、Nokiaは同社端末向けアプリケーション開発者に対し、開発環境の選択肢を広げることになる。
SilverlightはMicrosoftがAdobeのFlashの対抗技術として開発したクロスプラットフォーム対応のブラウザ用プラグインで、マルチメディアの再生などが可能なリッチインタラクティブアプリケーション(RIA)の開発・実行環境。現在NBAやNBC Universal、日本ではGyaOが採用している。
今回の協定により、S60の開発者は従来のC++やS60 Web Run-time、Java、AdobeのFlash Lite、Pythonに加え、Silverlight対応のアプリケーションを開発できるようになる。
まずS60が今年Silverlightに対応する。Nokia Series 40端末とネット接続端末でのサポート開始時期は、後日発表の予定。
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