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SAPとIntel、中堅企業向けのサーバパッケージを共同展開
Intel Xeonベースのモジュラーサーバに、SAPのERPソフトなどを組み合わせたもので、実装時間の短縮化や低コストが特徴だという。
独SAPは3月4日、独ハノーバーで開催のCeBIT 2008で、中規模企業を対象としたサーバパッケージを発表した。Intelの協力を得て、Xeonプロセッサ搭載のモジュラーサーバに、OS、データベース、SAPのERP(エンタープライズリソースプランニング)ソフトをプリインストールして販売するもの。CeBITでプロトタイプを展示している。
プリインストールされるERPソフトは、業界特化型の機能を求める中堅企業向けにSAPが従来から販売している「SAP Business All-in-One」。OSはNovellのSUSE Linux Enterpriseを採用、データベースはSAP MaxDBを搭載する。ハードウェア、ソフトウェアの設定を済ませた状態で販売するため、スピーディーなシステム導入が可能だとしている。
製造業、サービス業、交易業などの中堅企業にターゲットを置く。SAPでは、Intel以外のハードウェアベンダーとも同様のソリューションの提供で協力していく考えだ。
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