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YouTube、「どこでもYouTube」を可能にする新API公開

YouTubeの新しいAPIを使うと、ほかのサイトやビデオゲーム、携帯電話、テレビ、カメラなどにYouTubeを統合できる。ビデオを見るだけでなく、投稿することも可能だ。

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 米YouTubeは3月11日、新しいAPIを公開して、ほかのサイトやデスクトップアプリケーションなどにも「YouTube」を組み込めるようにした。

 これまでブログやWebページにYouTubeの個々のビデオを組み込むことはできたが、今回公開されたAPIは、YouTubeのコンテンツとコミュニティーを、Webサイト、デスクトップアプリケーション、ビデオゲーム、携帯電話、テレビ、カメラなどにも統合できるようにする。

 パートナーや開発者にとっては、YouTubeは「汎用ビデオサービスプラットフォーム」になる。つまり、サードパーティーは自社のサイトやアプリケーション内に「YouTube」を設置し、ビデオの配信とビデオ投稿の受け付けができる。ビデオのコード変換、ホスティング、ストリーミング、サムネイルはYouTubeが処理する。

 サードパーティーはYouTubeが提供するビデオのアップロード、管理、検索、再生機能、YouTubeビデオのメタデータを利用できる。メタデータの編集、フィードの取得、検索やUIのカスタマイズも可能だ。APIの利用は無料となる。

 ユーザーにとっては、あらゆるところからYouTubeにビデオやコメントを投稿できるようになるメリットがあるとYouTubeは述べている。

 このAPIを使って、Electronic Artsはゲーム「Spore」とYouTubeを統合し、プレイヤーが作成した「クリーチャー」のビデオの投稿を受け付ける。写真と音楽からミュージックビデオを作成できるサービスを提供するAnimotoは、ユーザーがミュージックビデオを直接YouTubeに投稿できるようにする。TiVoは利用者がYouTubeをテレビで見られるようにする。そのほかカリフォルニア大学バークリー校やカシオなどがこのAPIを採用する。


Spore

カシオはデジカメにYouTubeを統合する

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