MS、Aspectへの出資でユニファイドコミュニケーション戦略を推進
Aspectは、コンタクトセンター向けソリューションの提供企業。年内に同社のソリューションをMicrosoft製品に対応させるほか、関連サービスを提供する予定。
米Microsoftと、コンタクトセンター向けソリューションの米Aspect Softwareは3月18日、複数年の戦略提携を発表した。MicrosoftがAspectに出資する一方、AspectはMicrosoftのユニファイドコミュニケーション(UC)プラットフォームと相互運用可能なソリューションの開発やサービス提供を行う。
Microsoftは、VoIPやインスタントメッセージング(IM)、Web会議などの各種コミュニケーション手段の統合を目指すUC戦略に基づき、「Microsoft Office Communications Server 2007」などの製品を発表している。
今回の提携により、AspectはMicrosoftのコミュニケーションプラットフォームに最適化したソリューション開発に取り組む。まず今年、Office Communications Server 2007に対応した.NETベースのAspect Unified IP製品のリリースを計画。Office Communications Server 2007のIM機能などを活用した新機能を搭載する予定で、以降のリリースにおいても、Office Communications Serverとの相互運用性を拡充していく予定。
Aspectはまた、顧客企業に対し、Microsoftのコミュニケーションソフトに関するシステムインテグレーションなどのサービスを提供。コンタクトセンターによるOffice Communications Serverの導入やカスタマイズ、管理を支援する。
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