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MSとIntel、並列コンピューティング研究で提携
MicrosoftとIntelは、カリフォルニア大学バークリー校とイリノイ大学アバーナシャンペイン校に、並列コンピューティング研究センターを共同で設立する。
米Microsoftと米Intelは3月18日、並列コンピューティングの研究開発を目的とするUniversal Parallel Computing Research Centers(UPCRC)を、2つの大学に設置するため協力すると発表した。新しい研究センターは、カリフォルニア大学バークリー校(UCバークリー)とイリノイ大学アバーナシャンペイン校(UIUC)に新設される。
両社は今後5年間で、合計2000万ドルを両センターに投じる。またUCバークリーが700万ドルを、UIUCが州が支援するプログラムから800万ドルを、それぞれ拠出する。研究センターは主に、並列プログラミングアプリケーションやアーキテクチャ、OSの開発に当たる。
UCバークリーではデビッド・パターソン教授のもと、教授や講師14人、また博士課程の学生および博士課程終了者50人が研究に参加。UIUCではマーク・スニー教授以下、20人の教授や講師、26人の大学院生および研究者が研究に携わる予定という。
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