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Winnyで電子住宅地図ソフトを違法公開、公務員ら2人を書類送検
Winnyを通じてゼンリンの電子住宅地図ソフトを不特定多数がダウンロードできる状態にしたとして、地方公務員と会社員が書類送検された。
コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)によると、ファイル共有ソフト「Winny」を通じ、電子住宅地図ソフトを無断で不特定多数に送信できる状態にしていたとして、福岡県警は3月24日、著作権法違反(公衆送信権侵害)の疑いで兵庫県加古川市の地方公務員の男(34)と福岡県春日市の会社員の男(35)を書類送検した。
調べでは、2人は今年1月、それぞれの自宅でゼンリンの電子住宅地図ソフト「デジタウン」シリーズをWinnyを通じて権利者に無断で不特定多数のユーザーに対して送信できるようにし、著作権を侵害した疑い。
地方公務員の男は「仕事で使いたいと思い、ダウンロードした」、会社員の男は「デジタウンを収集したかった」などと供述しているという。
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