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Intel、サーバ向けクアッドコアプロセッサ「Xeon L5400」シリーズ2種を発表
Intelの新クアッドコアCPUは、消費電力を50ワットに抑えつつ、動作周波数は最高2.5GHzを実現している。
米Intelは3月25日、サーバおよびワークステーション向けのクアッドコアプロセッサ「Xeon L5400」シリーズの新製品2種を発表した。両プロセッサともに45ナノメートル(nm)プロセスで製造されており、消費電力は50ワットに抑えられている。処理速度は従来のクアッドコアCPUよりも最大25%高速で、キャッシュサイズは50%大きいという。
「L5420」は動作周波数2.5GHz、「L5410」は2.33GHzで、両プロセッサともにオンダイ2次キャッシュ容量は12Mバイト、フロントサイドバス(FSB)は1333MHz。価格はそれぞれ380ドルと320ドル(いずれも1000個ロット時)。
またIntelは、消費電力40ワット、動作周波数3GHz、2次キャッシュ6Mバイト、FSB 1333MHzの新しいデュアルコアプロセッサの出荷開始を予定している。さらに既存の組み込み市場向けクアッドコアXeon 5400シリーズに、7年間のサポート付「L5410」を追加すると発表した。
同社は昨年11月に45nmプロセスによる初のプロセッサを発表して以来、現在までに同プロセスによる35種類以上のプロセッサを発表している。
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