MySpaceと大手レーベル3社、iTunes Store対抗の「MySpace Music」を立ち上げ
MySpaceがSONY BMG、Universal Music、Warner Musicとの合弁で、新しいデジタル音楽サービスを開始する。
米News Corp.傘下のMySpaceは4月3日、レコード会社大手のSONY BMG MUSIC ENTERTAINMENT、Universal Music Group、Warner Music Groupとの合弁で、新会社「MySpace Music」を立ち上げると発表した。出資額などは公表されていない。
新会社は既存のMySpace Musicプラットフォームを活用し、楽曲を検索したり共有できるMySpaceの機能に、楽曲購入のeコマース機能と購入した楽曲を管理する機能を統合し、包括的なデジタル音楽サービスを提供するという。
新会社はDRMフリーの楽曲の販売に加え、広告収入による無料の音楽およびビデオのストリーミング配信、またNews Corp.傘下のJambaによる携帯電話サービスでも配信するなど、さまざまなサービスを提供していく計画だ。
今後登場する音楽管理ツールでは、MySpaceのユーザーページ上で楽曲のプレイリストを作成したり、直接楽曲を検索、購入、ダウンロード、共有することが可能になるという。
またレーベルに所属するアーティストは、自分のプロフィールページから、楽曲や携帯電話の着信音、壁紙などを、直接ファンに提供できるようになる。Tシャツやコンサートチケットなどの商品も販売できるという。
MySpace Musicはロサンゼルスを拠点とする。今後数カ月以内に、既存のMySpaceの音楽チャンネル内で、新コンテンツや新機能を発表していく計画だ。
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