セキュリティ企業のSophosは4月8日、MasterCardのカード利用者を狙ったフィッシング詐欺メールが出回っているとして注意を促した。
問題のメールは、MasterCardのクレジットカードを使った買い物が16%割引になると称し、詐欺対策のためMasterCardが実際に導入している「SecureCode」への加入を促す内容。
電子メールに記載されたリンクをクリックすると、正規のMasterCardサイトにそっくりなフィッシング詐欺サイトにリダイレクトされ、クレジットカード番号や期限、生年月日などを入力する画面が表示される。
Sophosは今回の手口について、SecureCodeの成功と、ネットショッピングに対する不安の高まりに付け込んだものだと指摘。「必要なのは一般常識だ。うますぎる話だと思ったら、多分実際にそうなのだ」と忠告している。
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