ニュース
Google Earthの「KML」がオープン標準に
Google Earthなどに使われている地理情報マークアップ言語「KML」が、オープンスタンダードとして認定された。
Open Geospatial Consortium(OGC)は4月14日、地理空間情報を記述するマークアップ言語「Keyhole Markup Language」(KML)を、国際標準として認定したと発表した。KMLは、Google Earth用に開発された、地理情報を記述するためのファイルフォーマット。Googleは、KMLがOGC標準となったことで、より多くの位置情報コンテンツがオンラインで利用しやすくなると期待している。
KMLは、Google Earthのほか、Google Mapsなどにも利用されており、既に何千万ものKMLファイルがオンライン上で公開されているという。MicrosoftのWindows Live Mapsの最新版も、KMLファイルに対応している。
OGCは、地理空間関連技術の標準化などを行う国際コンソーシアムで、企業や政府機関、大学など345の組織が参加。KMLのOGC標準化に伴い、今後のKMLの維持や管理は、Googleに代わりOGCが行うことになる。
関連記事
- MS、Live Mapsを刷新――KMLファイルにも対応
Google Earthに使われているKMLファイルに対応するなど、Live Mapsに多くの新機能が追加された。 - Google Maps、ユーザー作成地図も検索可能に
Google Mapsでの検索対象に、ユーザー作成の公開地図も追加。より地元に密着した情報が入手可能になるという。 - Google、携帯用のKMLファイルを発表
PC上と同様に、携帯電話でもGoogle MapsやGoogle Earthの位置情報が表示できるようになる。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.