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東芝ライテック、白熱電球を2010年めどに生産中止
東芝ライテックは、2010年をめどに一般白熱電球の製造を中止する方針を発表した。経産省が12年までに白熱電球を蛍光ランプに切り替える目標を掲げたのを受けた。
東芝ライテックは4月14日、2010年をめどに一般白熱電球の製造を中止する方針を発表した。二酸化炭素(CO2)排出量の削減に向け、経済産業省が12年までに白熱電球を蛍光ランプに切り替える目標を掲げたのを受けた。
白熱電球の生産は東芝の発祥事業の1つ。06年度実績で年間約4000万個の白熱電球を製造しているが、10年をめどに生産ラインを全廃する方針。調光用途など、代替が難しい一部の用途向けに少量の販売は継続する方針だが、それ以外は電球形の蛍光ランプやLED電球への置き換えを進めていく。同社による白熱電球の製造停止で、年間約50万トンのCO2削減が可能としている。
東芝は、1890年に設立された白熱電球製造会社「白熱舎」が源流の1つ。白熱舎は後に「東京電気」となり、芝浦製作所と合併して東京芝浦電気になった。
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