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ビクター前期、最終赤字が拡大

日本ビクターが08年3月期の連結業績予想を修正し、最終赤字が478億円に拡大する見通し。ディスプレイ関連事業で事業構造を抜本的に見直すのに伴い、減損損失など約71億円を追加計上する。

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 日本ビクターは4月15日、2008年3月期の連結業績予想を修正し、最終赤字が従来予想から153億円悪化して478億円になる見通しだと発表した。円高で経常利益が悪化した上、特別損失の追加計上が響く。

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 売上高は従来予想から220億円減の6580億円とした。民生部門の競争の激化や液晶テレビで一部新商品の投入遅れがあったことも影響した。

 構造改革の奏功で営業利益は従来予想から1億円増の31億円を確保する見通しだが、急速な円高の進行による為替差損から、経常損益は従来比10億円悪化して80億円の赤字に。回復が遅れているディスプレイ関連事業で事業構造を抜本的に見直すのに伴い、減損損失など約71億円を追加計上するなどし、特別損失が従来予想の110億円から242億円に拡大する。

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