ニュース
150型の世界最大PDP 松下、国内初披露:Display 2008
松下が150型プラズマディスプレイを「フラットパネルディスプレイ展」に出展している。国内では初披露。4096×2160ピクセル(4K2K)表示が可能だ。
松下電器産業は、「象も原寸大で表示できる」という世界最大・150型のプラズマディスプレイを、「Display 2008 フラットパネルディスプレイ展」(東京ビッグサイト、18日まで)に出展している。今年1月の「2008 International CES」(米ラスベガス)に出展したもので、国内では初出展だ。
50型パネルを9枚をつなぎ合わせ、4096×2160ピクセル(4K2K)表示を可能にした。といっても「4K2Kをフルで使えるコンテンツはまだほとんどない」(説明員)のが現状。商品化の時期や価格は未定だが、2009年5月に稼働開始予定の尼崎新工場(兵庫県)で生産する計画だ。
同社は大型プラズマテレビで攻勢をかけてきており、昨年9月に発売した103V型「VIERA」は、世界で3000台売れたという。公共施設や展示会などでのディスプレイ用途のほか、個人向けでは特に、中東の富裕層から人気という。
「103V型は322キロと重いので、一戸建てに設置しようとすると家の補強工事が必要になる。だが中東の富裕層は鉄筋造りのマンションに住んでおり、補強工事なしで導入できる」と説明員。150型も公共施設や展示会、富裕層個人向けに販売していきたい考えだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
象も原寸大? パナソニックが世界最大150型PDPを披露
世界最大の家電ショー「2008 International CES」がいよいよ始まった。開幕に華を添えたのは、同じく世界最大の150インチPDPをはじめとする3つのプロトタイプ。松下電器産業AVCネットワークス社の坂本俊弘社長がキーノートスピーチを行った。
103V型「地上最大」VIERA発表 “大画面+フルHD”で攻勢
松下が103V型と「地上最大」のプラズマテレビを発売する。50V〜65V型も拡充して「大画面はVIERA」と印象づけ、急拡大する大画面ニーズを取り込む狙いだ。- 松下、BDシェア35%目標に 新3カ年計画発表・PDP新工場建設へ
松下が3カ年計画を発表。戦略事業に位置付けたデジタルAVでは、大型薄型テレビで世界シェア25%以上、BDレコーダー/ドライブで35%以上を目指す。
