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小学館、漫画投稿サイト開設へ ネットで才能発掘
小学館が漫画の投稿サイト「Dream Tribe」を6月に開設する。編集部への持ち込みなどでは出会えない優れた才能を発掘し、メジャーデビューにつなげていく。
小学館と小学館プロダクションは、漫画の投稿サイト「Dream Tribe」を6月19日に開設する。投稿作品から優れた才能を発掘し、メジャーデビューにつなげる狙い。将来は、イラストや音楽、アニメも投稿できるようにする計画だ。このほどプレサイトを公開し、ユーザー登録の受け付けを始めた。
ユーザー登録すると漫画を投稿でき、利用は無料。ユーザーが描いたオリジナルのアマチュア作品のみ受け付ける。投稿された作品にコメントを付けたり、投票できる機能も装備する予定。コミュニティーやブログ、メッセージ機能なども追加していく計画だ。
優秀な作家を発掘し、メジャーデビューにつなげるのが狙い。同社は「新人賞へ応募したり、作品を編集部に持ち込むといった従来の方法では見つけられなかった市井に埋もれた良質な作品を発掘したい」としている。
高校生が漫画を競い合う「まんが甲子園」(8月2〜3日)の予選作品をDream Tribeで公開し、投票を行う企画も予定している。
将来は、イラストや小説、アニメ、音楽も投稿できるようにする。漫画以外の投稿者のメジャーデビューも支援し、現在、複数のレコード会社と話し合いを進めているという。
Dream Tribeは「妄想族」という意味。「創作活動は妄想や空想から始まる。妄想に情熱を傾けているようなクリエイターにぜひ作品を投稿してほしい」としている。
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