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MS決算、「Vista効果」の前年同期には届かず

Microsoftの1〜3月期決算は、売上高は前年同期からほぼ横ばい。純利益は11%減だった。

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 米Microsoftが4月24日発表した同社第3四半期(1〜3月期)決算は、売上高は144億5000万ドルで前年同期比0.4%増だったが、純利益は同11%減の43億8800万ドル(1株当たり47セント)だった。営業利益は44億1000万ドルで、同33%減だった。

 業績には欧州委員会への罰金支払いの影響が含まれ、営業利益を14億2000万ドル、1株当たり純利益を15セント下げている。一方、前年同期は、Windows Vista売り上げの前四半期からの繰り延べ影響が反映されており、1株当たり純利益を12セント押し上げていた。これらの特殊要因や税金影響を除くと、1株当たり純利益は前年同期の37セントから47セントに増加、営業利益も前年同期比15%増だとしている。

 部門別では、エンターテインメント&デバイス部門が好調。Xbox 360ゲーム機への力強い需要に支えられ、前年同期から売上高を69%伸ばした。サーバ&ツール部門の売上高も同18%増と好調で、23四半期連続での2けた増となった。

 今後の見通しについては、4〜6月期の売上高を155億〜158億ドル、1株当たり純利益を45〜48セントと予想。また、次年度(2008年7月〜2009年6月)については、売上高を669億〜680億ドル、1株当たり純利益を2.13〜2.19ドルとみている。

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