米Microsoftは4月25日、企業向けに検索ソリューションを提供するノルウェーのFast Search & Transfer(FAST)の、株式公開買い付けによる買収を完了したと発表した。同社は2008年1月8日に、FAST買収の意向を明らかにしている。
今後FASTはMicrosoftの子会社となり、これまで通りノルウェーのオスロを拠点に製品の研究開発を行う。またFASTのCEOであるジョン・レービク氏は、MicrosoftのEnterprise Search部門のコーポレート副社長に就任し、Microsoft Search Server 2008 Express、Microsoft Office SharePoint Server 2007向け検索ソリューション、FAST ESPを含む企業向け検索ソリューションの開発を担う。将来的には、これら技術を統合した単一の企業向け検索プラットフォームの開発に携わるという。
既存のFASTユーザーは、今後も継続してFASTスタッフによるサービスを受けることが可能だ。
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