東芝が4月25日発表した2008年3月期の連結決算(米国会計基準)は、営業利益が前期比7.8%減の2380億円にとどまった。HD DVDからの撤退費用などが響いた。
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売上高は7.8%増の7兆6680億円。税引き前利益は14.4%減の2555億円、純利益は7.3%減の1274億円。
PC事業は国内外で販売が伸びて増収増益に。デジタルメディア事業はテレビが伸びて増収だったが、HD DVD撤退の影響で減益になった。HD DVD関連損失は計1085億円。
今期の連結業績予想は、売上高が8兆円(4.3%増)、営業利益が2900億円(21.8%増)、税引き前利益が2600億円(1.7%増)、純利益が1300億円(2.0%増)。HD DVDの負担が解消され、営業利益が回復する見通し。
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