富士フイルムは5月7日、110フィルム2製品の販売を2009年9月で終了すると発表した。販売数量が減少する中、「企業努力を続けてきたが、製造体制を維持することが難しい状況になっている」という。
販売を終了するのは、「フジカラーSUPER G100 12EX」と「フジカラーSUPER G100 24EX」。
110フィルムは「ポケットフィルム」「ワンテン」などと呼ばれ、フィルムサイズが小さく、カートリッジ式で装着が容易なのが特徴。35ミリフィルムカメラより小型で安価なコンパクトカメラやトイカメラ用として1970〜80年代に普及した。ペンタックス「オート110」、ミノルタ「110ズームSLR」という一眼レフも発売されていた。
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