「デジタル通」比率の全米ナンバー1はテキサス州オースティン――米調査
ハイテクに関心の強いデジタル通のプロフィールは「オースティン在住の高所得な30代アジア系男性」ということになるようだ。
米国で最も「デジタル通(Digital Savvy)」の比率が高い都市はテキサス州オースティン――米調査会社Scarborough Researchが5月13日、ハイテクに関心を持つコンシューマーに関する報告書をまとめた。
同社は、DVR(デジタルビデオレコーダー)や衛星ラジオを所有しているか、ブログやオンラインゲームをしているか、メールやテキストメッセージを使っているかなど18個の設問を用意し、うち8個以上に「はい」と回答した人をデジタル通と認定。全米11万1051人のデータをもとに分析したところ、6%が該当した。
都市別では、オースティンの場合は人口の12%と最も高く、ネバダ州ラスベガス、カリフォルニア州サクラメント、同サンディエゴは10%がデジタル通に該当した。
5位以下はワシントンD.C.、シアトル、フェニックス、シカゴ、ニューヨーク、サンフランシスコと続く。
デジタル通の56%は男性、77%は44歳以下、50%以上が34歳以下。またデジタル通の57%は世帯所得が7万5000ドル以上だ。人種的にはアジア人、次いで米国生まれのヒスパニック系が多い。
デジタル通は「高級志向」であり、高級車を所有(またはリース)している率は18%(一般的な消費者平均は12%)、昨年中に仕事用の衣類に500ドル以上使った人は12%(同4%)、調査の前月に高級レストランで食事した人は27%(同13%)だった。またデジタル通の54%は昨年中にオンラインで500ドル以上を使っており、35%は1000ドル以上費やしている。
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