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NTT、光ユーザーのNGN移行完了は12年度末めどに
NTTは、光サービスユーザーのNGN移行を2012年度末をめどに完了させる計画。前期決算は2年ぶりに減収となった。
NTT(持ち株会社)は5月13日、光サービスユーザーのNGN(次世代ネットワーク)移行を2012年度末をめどに完了させる計画を発表した。
NGNサービス「フレッツ光ネクスト」は3月にスタート。10年度までに光2000万契約を目標に掲げており、同年度まではNGNエリアの提供拡大にあわせた需要対応を原則として移行を進め、10年度以降は計画的な移行を本格化する。このため、ユーザーやISPとの円滑な対応や、宅内機器の遠隔ファームウェアアップグレードなど、移行コストの最小化に取り組んでいく。
光サービスは11年度に単年度黒字化を達成する計画。NGNの商用化に伴うサービスの高度化・多様化による増収と、ユーザー数拡大による効率向上を見込んでいる。
同日発表した2008年3月期の連結決算(米国会計基準)は、音声関連収入の減少で、売上高は前期比0.7%減の10兆6809億円と2年ぶりに減収だった。
経費減少と厚生年金基金の代行返上などで営業利益は17.8%増の1兆3046億円。税引き前利益は16.7%増の1兆3223億円、純利益は31.9%増の6352億円だった。
今期の連結業績予想は、売上高が10兆7500億円(0.6%増)、営業利益が1兆1600億円(11.1%減)、税引き前利益が1兆1700億円(11.5%減)、純利益が5000億円(21.3%減)。
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