Yahoo!、「SearchMonkey」を一般公開
Yahoo!が、プレビュー版として限定公開してきた検索プラットフォームの「SearchMonkey」を一般公開した。
米Yahoo!は5月15日、4月末から限定公開してきたオープンプラットフォーム「SearchMonkey」を、一般公開した。
SearchMonkeyでは、Webサイトオーナーがセマンティックマークアップ(マイクロフォーマット、RDF)、XMLフィード、API(OpenSearchやそのほかのWebサービス)、ページ抽出により、構造化データをYahoo!と共有できる。サードパーティーはSearchMonkeyアプリケーションを構築でき、ユーザーは検索方法をカスタマイズできる。
Webサイトオーナーや開発者は、CitySearch、StumbleUpon、eBay、Epicurious.comなどのサイトの構造化データを利用して、レビュー、コンタクト先情報、地域情報など、さまざまなデータをYahoo!の検索結果と組み合わせて自分のサイトに表示できる。
SearchMonkeyを利用して、検索結果に関連するメタデータ、リンクやコンテンツなどを表示するアプリケーションを構築できる。例えば検索結果が映画であれば、オンライン映画レンタルNetflixへのリンクをはり、1クリックで検索した映画がレンタルできるようにすることが可能だ。
またYahoo!はSearchMonkeyプラットフォーム推進のため、「SearchMonkey Developer Challenge」コンテストを実施する。応募作品の中から、「Best Enhanced Result」「Best Infobar」「Most Innovative Use of Structured Data」「Best Data Service」の4作品と、最優秀作品を決定する。締め切りは6月14日で、賞金の最高金額は1万ドル。
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