WebサイトにSSIでWikiを組み込める「Wetpaint Injected」登場
WebサイトをWiki化し、かつSNS機能を提供するWetpaintが、Wiki組み込み機能の提供を開始する。
無料Wiki作成サービス米Wetpaintは5月19日、同社のWikiプラットフォームをWebサイトに簡単に組み込むことが可能な「Wetpaint Injected」を発表した。
Wetpaint Injectedを使うと、企業は自社のサイトにWetpaintのWikiツールセットを組み込んで、ユーザーがサイト上でWikiを編集できるようにすることが可能だ。キーワードタグ、アクティビティフィード、階層ページ管理のほか、画像やビデオ、その他ウィジェットの組み込みもできるようになる。
同社によれば、映画レビューサイトFlixster、ゲーム情報サイトIGN.com、不動産投資情報サイトNuWire Investorが、既にWetpaint Injectedを利用しているという。
サーバサイドインクルード(SSI)を使ってWebサイトに組み込まれる。IFRAMEやウィジェットを使ったアプローチと異なり、Wetpaintがコンテンツをホスティングするわけではないため、ユーザーが編集したWikiコンテンツが検索エンジンによってそのWebサイトのコンテンツとしてインデックス登録されるというメリットがある。Wetpaint Injectedをサイトに追加するには、サーバページのヘッドとボディにコードを数行挿入するだけで、特別なソフトは不要だ。このコードにWetpaint APIから最新コンテンツを取得するスクリプトが含まれており、WebブラウザがWebサーバからページを要求すると、サーバページ内のスクリプトがコンテンツを取得し、表示する。コードにはコンテンツの表示方法を操作するJavaScriptライブラリも含まれている。
Wetpaint Injectedは、ページインプレッションが月間10万回までのパブリッシャーについては無料で利用できる。10万回以上の場合は、売り上げの一部を分配するか、CPM単位(Cost Per Mille、掲載1000回当たりの料金)で課金するとしている。
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