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民主党、青少年ネット規制法案をWeb公開

民主党が公開した青少年ネット規制法案は、子どもが有害情報に接する機会を最小限に抑えるため、フィルタリングソフトの普及を促しつつ、必要以上の閲覧制限を防ぎ、民間団体の取り組みを尊重する――といった内容になっている。

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 民主党はこのほど、青少年に有害な内容のサイトの閲覧を規制する法律案を、PDFファイルで公開した。子どもが有害情報に接する機会を最小限に抑えるため、フィルタリングソフトの普及を促しつつ、必要以上の閲覧制限を防ぎ、民間団体の取り組みを尊重する――といった内容になっている。

 「子どもが安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律案骨子」として公開した。

 案では、有害情報として「子どもに対し、著しく性的感情を刺激する情報」「特定の子どものいじめに当たる情報であって、子どもに著しい心理的外傷を与えるおそれがあるもの」などを例示。

 携帯電話キャリアに対しては、保護者の反対がない限り、子どもが利用する携帯に、フィルタリングサービス適用を義務付ける。

 PCメーカーにはフィルタリングソフトのプリインストールを義務付け、ISPにも、フィルタリングサービスのオプション提供や、フィルタリングソフトのダウンロード機会の提供を義務付ける。

 フィルタリングソフトメーカーは、ユーザーの選択や子どもの発達段階に応じ、フィルタリングの対象をきめ細かく変えられるようにする機能や、有害でないサイトをフィルタリングしない機能の開発に努めるとした。

 Webサイト管理者やISPは、有害情報が発信されたことを知った場合、子どもが閲覧しないようにするための措置を講じる努力義務を負う。

 国や地方公共団体は、フィルタリングすべきサイトをチェックしている団体や、フィルタリング不要なサイトの情報を集めている団体、子どものネットリテラシーを高めるための活動をしている団体などを支援するとした。

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