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三洋電機、4年ぶり最終黒字

三洋電機の前期は、純損益が287億円の黒字になり、4年ぶりに黒字転換した。新中期計画も発表。

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 三洋電機が5月22日発表した2008年3月期の連結決算は、純損益が287億円の黒字(前期は453億円の赤字)となり、4年ぶりに黒字転換した。

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 売上高は前期比7.2%増の2兆178億円。デジタルカメラがOEM先との協業強化などで好調だったほか、二次電池がリチウムイオン、ニッケル水素、ニカドのすべてで増収だった。増収効果もあり、営業利益は78.7%増の761億円だった。

 これまで3期連続で大幅な赤字を計上したことなどから、監査法人は「継続企業の前提に関する疑義」を注記していたが、今回の決算で外れた。

 今期の連結業績予想は、売上高が2兆200億円(0.1%増)、営業利益は500億円(34.3%減)、税引き前利益は150億円(73.8%減)、純利益は350億円(22.0%増)。営業利益は先行投資の拡大などから減益になる見通し。

 また、2011年3月期に連結営業益1000億円以上を目指す新3カ年計画を発表した。全継続事業の収益事業化を目指し、3カ年では過去最大規模の設備投資を実施。その7割を二次電池、太陽電池、電子デバイスの部品3事業に集中する。

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