英Vodafone Groupは5月27日、アルン・サリーンCEOが7月29日付で退任すると発表した。後任には、CEO代理のビットリオ・コラオ氏が就任する。
サリーン氏は、2003年に同社のCEOに就任。ルーマニアやチェコ、インドなどの新興国への進出やインドのHutchison Essarの買収に携わる一方、スウェーデン法人や日本法人の売却などを指揮した。
ジョン・ボンド会長は「アルンは、CEOとして多大な仕事を成し遂げ、急速な変化の時期に、当社の舵取りをしてきた」とコメントしている。
後任のコラオ氏は、イタリアのOmnitel Pronto ItaliaでCOO(最高執行責任者)やCEOを務めた後、同社の買収に伴いVodafone入り。南欧、中東、アフリカ地域担当CEOを務めた後、イタリアのメディア企業RCS MediaGroupでのCEOなどを経て、2006年からVodafoneのCEO代理を務めている。
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