ダイエットも「光」で 体重など自動でネットに蓄積、タニタとNTT東が新サービス
体組成計にのるだけで、体重や体脂肪率などが自動的にWebサイトに蓄積されていく健康管理サービスをタニタとNTT東日本が始める。
タニタとNTT東日本は5月29日、健康管理サービスで業務提携すると発表した。第1弾として、タニタの健康計測機器と「フレッツ光」を接続し、体重や体脂肪率などを自動的に記録・蓄積してWeb上で閲覧できるサービスを始める。
新サービスは、タニタが昨年3月に始めた「からだカルテ」サービスと、新開発したワイヤレス通信対応の体組成計、血圧計、歩数計を組み合わせる。体組成計の場合、体重や体脂肪率、内臓脂肪レベル、基礎代謝量などを計測すると、無線で専用レシーバーに送信。レシーバーはLANケーブルでブロードバンドルータに接続されており、フレッツ光を通じて「からだカルテ」サイトにデータを送り、蓄積していく。
「からだカルテ」サイトでは、日々の体重などの変化をグラフ化するなどし、PCか携帯電話でチェックできる。
従来製品は、計測データをUSBメモリに記録し、PCにUSBメモリを接続してサイトに送る仕組みだった。新サービスは計測するだけで自動的にデータをサイトに転送・蓄積するため、日常的な健康管理が容易になるとしている。
価格は、体組成計とレシーバー、からだカルテ利用料金24カ月分がセットで、24カ月払いの場合で月額1980円など。支払いはNTT東日本が発行する請求書か、機器を届ける際の代金引換(現金・カード)を選べる。
NTT東は、光回線の普及に向けてノンPC分野の開拓を強化しており、今後は健保組合や福利厚生用などの法人向けパッケージなども検討していく。新サービスは、フレッツ光の新規加入とセットで月間1000セットの販売が目標。
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