ニュース
MS、EU対策を強化――GEの欧州担当を起用
「欧州連合に対する取り組みの重要性が高まっている」として、MicrosoftがEU担当の職務を新設。GEで欧州担当を務めたジョン・バサロ氏を起用した。
米Microsoftは5月30日、「欧州連合(EU)担当副社長」職を新設し、7月1日付でジョン・バサロ氏を任命したと発表した。バサロ氏はMicrosoftの副法務顧問にも就任し、EUでの同社にかかわる問題と規制に対応するチームを率いる。
バサロ氏は米General Electric(GE)で主席弁護士兼欧州担当ディレクターを務めた人物。欧州マルタ共和国の出身で、GE以前は欧州企業での勤務を経て、マルタのEU大使、NATO(北大西洋条約機構)大使、駐ベルギー大使などを務めた。
Microsoftは、新しい職務の設置は「企業方針の幅広い分野で、当社のEUに対する取り組みの重要性が高まっていることの表れ」としている。
関連記事
- [WSJ] MS、8億9900万ユーロの罰金命令に控訴
EUが独禁法違反に対して科した中で過去最高額となる罰金に、Microsoftが異議を唱えている。 - 欧州委員会、Microsoftを新たな独禁法違反の疑いで調査
欧州でのMicrosoftの独禁法問題が再燃。欧州委員会が正式調査に乗り出す。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.