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64台のカメラで立体映像リアルタイム生成 日立と東大が新技術
64台のカメラで撮影した映像を、一般的なPCでリアルタイムに立体的に見ることができる「裸眼立体ライブ映像システム」を、日立と東大が開発した。
日立製作所は6月2日、東京大学の苗村健准教授と共同で、64台のネットワークカメラで映像を撮影した映像を、一般的なPCでリアルタイムに立体的に見ることができる「裸眼立体ライブ映像システム」を開発したと発表した。
東京大学が開発した「可搬型カメラアレイシステム」と、日立が開発した「裸眼立体視ディスプレイ」を組み合わせた。
可搬型カメラアレイシステムは、縦・横8列に並べた64台のネットワークカメラで構成した移動式のシステム。撮影した映像を1本のギガビットEthernetケーブルで送信し、リアルタイムに60視点の映像に変換する。被写体の表示位置や、どのくらい立体的に表示させるかも調整でき、一般的なPCでデータ処理が可能という。
日立の裸眼立体視ディスプレイは、液晶ディスプレイに多数の小さな凸レンズを載せた「IV方式」と呼ばれる構造。凸レンズから60方向の光を出力して立体映像を表示する仕組みで、複数の人が多方向から同時に立体映像を見ることができる反面、あらかじめ60方向から撮影したCG映像を用意する必要があった。
東京大学で開催する「3次元画像コンファレンス」(7月10日、11日)で展示する予定だ。
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