ニュース
ピーター・ガブリエルのレコメンデーションエンジン、パブリックβ公開
The FilterはLast.fmの視聴履歴やiTunesライブラリをリンクさせると精度が向上し、所有していない楽曲を推奨してくれるようになる。
音楽や映画、テレビ番組をフィルターにかけ、個人の好みや気分に合わせて推奨してくれるレコメンデーションエンジン、「The Filter」のパブリックβ版が6月3日、正式公開された。
The Filterは、ロックバンド「ジェネシス」の元ボーカルで、デジタルメディア制作活動に従事するピーター・ガブリエルが発起人となっている。
The Filterの中核となっているのが、過去に起きた事の発生頻度を基に未来の出来事の発生頻度を予測する「ベイズ理論」から派生したレコメンデーションエンジン。ユーザーの購入履歴や閲覧履歴を基に、好みに合ったコンテンツを探してくれる。
現時点では、楽曲や映画、テレビ番組の完全版を直接ストリーミングすることはできないため(現在交渉中という)、推奨する楽曲や映画のアルバムジャケットや画像のみが表示される。
利用するには、プロフィールを作成して好きな音楽や映画を登録する必要がある。またLast.fmの視聴履歴やiTunesライブラリをリンクさせると精度が向上し、所有していない楽曲を推奨してくれるようになる。
関連記事
- 音楽SNSのimeem、Anywhere.FM買収で事業強化へ
- Last.fm、会員以外も利用できる「無料オンデマンド」楽曲サービスを開始
4大レーベルをはじめ、Last.fmがライセンス契約を結んでいるレーベルの楽曲を、3回まで無料で楽しむことができる。 - レコメンデーションの虚実(4)〜ベイジアンは「Amazonを超えた」のか?
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.