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MS、健康管理プラットフォーム「HealthVault」拡充
Microsoftが、米医療サービス団体Kaiser PermanenteのデータをHealthVaultと共有する試験プログラムを開始。オムロンやタニタなどの健康関連製品もHealthVaultに対応した。
米大手医療サービス団体Kaiser Permanenteと米Microsoftは6月9日、Kaiserの医療情報管理サービスとMicrosoftの健康情報管理プラットフォーム「HealthVault」とを結ぶ試験プログラムを発表した。Kaiserの会員が、HealthVaultベースのソフトやハードを利用できるようにする。プログラムは、まずKaiserの従業員のうち希望者を対象に実施。将来的には、Kaiserの会員800万人以上に対象を拡大する計画だ。
HealthVaultは、ユーザーが体重や血圧を管理したり、糖尿病などの疾患に関する個人的な健康情報を管理するためのプラットフォーム。試験プログラムでは、Kaiserが独自の健康情報管理システム「My Health Manager」をHealthVaultプラットフォームと接続し、利用者は自分の健康情報とHealthVaultのアプリケーションや医療機器を組み合わせて利用できるようになる。
Microsoftは同日、HealthVault対応製品の拡充も発表。オムロン、タニタを含むソフト・ハード開発企業から、患者と医者との情報共有や個人健康情報の管理のためのアプリケーション、体重計や万歩計など、新たに40以上の製品が登場。デジタル署名機能など、HealthVaultの新機能を活用したものも含まれるという。
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