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QuickTimeのアップデート公開、深刻な脆弱性に対処:不審なアプリ動作にも
米AppleはMac OS XとWindows版の「QuickTime 7.5」を公開した。
米Appleは6月10日、メディア再生ソフトのアップデート版となる「QuickTime 7.5」を公開し、Mac OS XとWindowsに影響する複数の脆弱性に対処した。
Appleのセキュリティ情報に記載された脆弱性は5件。QuickTimeの動画や画像処理に関する脆弱性では、攻撃者は、細工を施したPICT画像やAACでエンコードされたメディアコンテンツなどを悪用することができる。アプリケーションの予期せぬ終了や任意のコードを実行される恐れがある。
QuickTimeファイルのURL処理に関する脆弱性は、細工を施したQuickTimeコンテンツをユーザーが再生すると、任意のアプリケーションやファイルが起動する恐れがある。アップデートでは、ファイルが起動されずにFinder/Windows Explorerに表示されるようにした。
QuickTime 7.5はMac OS Xでは「ソフトウェア・アップデート」機能を使って入手できる。Windows版はAppleサイトのソフトウェアアップデートページを通じて提供している。
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