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表計算の父が手掛けたWikiベースの「SocialCalc」発表

VisiCalcの開発者による表計算ソフトが、Wikiベースの製品として登場した。OLPCにも採用されている。

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 企業向けWikiソフトウェアベンダー米Socialtextは6月10日、Wikiベースの表計算ソフト「SocialCalc」を発表した。現在、同社顧客向けにプライベートβ版を提供しており、製品版は90日以内にリリースする予定。

 SocialCalcは、一般的な表計算ソフトと似たインタフェースを備えるが、ユーザーはロールアップダッシュボードで、変更記録や更新通知を見ることができる。作成したデータを共有ドライブまたはドキュメント管理システムに置き、作業を分割して同時進行することができる。編集、ディスカッション、バージョン管理機能が統合されているため、ユーザーは常に最新の正確なコンテンツを利用可能。

 SocialCalcは、表計算の概念を創案し、「VisiCalc」を開発したダニエル(ダン)・ブルックリン氏が開発したもので、2007年にサーバベースのスタンドアロン製品として発表されていた。ブルックリン氏はその後、Socialtextの技術者と協力、SocialCalcの技術をSocialtextのBusiness Social Softwareプラットフォームに統合し、Wikiベース製品とした。

 SocialCalcは、One Laptop Per Child(OLPC)プロジェクトでも採用されている。

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