米国の大学生にとっての「理想の会社」はGoogle――企業ブランディングのUniversumが、こんな調査報告を発表した。調査はUniversumが毎年行っているもので、今年は米国の195大学の学生4万3313人を対象に実施。同様の調査としては米国最大規模だという。
理想の雇用者としてGoogleを挙げた学生は17.1%で、2007年調査の13%から急増した。2位はWalt Disneyで13%、3位にはApple(10%)がランクインした。以下トップ10は、監査法人のErnst & Young、米国務省、投資銀行のGoldman Sachs、監査法人のDeloitte、平和部隊、米航空宇宙局(NASA)、監査法人PricewaterhouseCoopersと続く。業種別にみると、政府・公的サービスが首位を維持。以下、医療分野、監査法人、教育関連、マーケティング・広告となっている。
また、学生に「キャリアゴール(職業上の目標)」をたずねたところ、64%が「ワークライフバランス」を最も重要なゴールとして挙げた。以下、「雇用の安定」が45%、「よりよい社会への貢献」(44%)と続いており、学生の仕事への姿勢や現在の経済・社会状況を反映したものとなった。
現在の大学生は「これまでの学生以上に戦略的」とUniversum。「大規模な人員削減を目にして、自分のキャリアゴールに合った、より安定した選択肢を探そうとしている」とコメントしている。
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