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「知財戦略2008」、フェアユースや検索キャッシュ合法化盛り込む

政府の知的財産戦略本部が「知的財産推進計画2008」をまとめた。著作物のフェアユース制度の導入についての検討や、検索エンジンのキャッシュの扱いについて法整備を進めることなど盛り込んだ。

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 政府の知的財産戦略本部はこのほど、「知的財産推進計画2008」をまとめた。著作物のフェアユース制度の導入についての検討や、検索エンジンのキャッシュの扱いについて法整備を進めることなど盛り込んだ。

 ネット時代に対応したコンテンツ産業の振興を図るため、包括的な権利制限規定(フェアユース)の導入を含めた議論を行い、08年度中に結論を得るとしている。

 検索エンジンサーバを国内に置けるよう、著作権法上のキャッシュの扱いについても議論し、08年度中に法的措置を講じるとしている。

 “一億総クリエイター時代”に対応した創作活動を支援するため、ユーザーの自由な創作を支援する取り組みを促進する。知財の相互運用性を確保するため、クリエイティブ・コモンズ(CC)などの取り組みも促すとしている。

 動画配信ビジネスの成長も支援。「サービス事業者が萎縮しないよう、著作権の間接侵害についての検討を行い、08年度中に結論を得る」とする一方で、海外の動画配信サービスから日本の違法コンテンツの円滑な排除も進めるとしている。

 私的録音録画補償金については、08年度中に結論を出す。

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