オンライン利用者は、2012年には世界で18億人に達する――調査会社の米JupiterResearchが6月24日、こんな調査予測を発表した。オンライン利用者は2007年から2012年にかけて44%増加し、2012年には世界人口の4分の1が、定期的にインターネットにアクセスするようになるという。
特に新興諸国では、オンライン人口は今後5年間、2けたペースで伸び続ける見通し。それでも、新興諸国での2012年のオンラインの普及レベルは、米国の2000年のレベルに届くのがやっとだという。
オンライン人口の伸びが特に大きいのは、ブラジルやロシア、インド、中国など。国別のオンライン利用者数では、2011年までに中国が米国を抜いてトップに立ち、インドが3位につける見通しだという。
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