ニュース
フィッシング防止Webブラウザ、ヤフオクで公開テスト
ブラウザのアドレスバー領域にパスワード入力欄を設けることで入力欄の偽装を防ぐフィッシング防止ブラウザの公開テストが始まった。Yahoo!オークションへのログインを試せる。
ヤフーと独立行政法人・産業技術総合研究所(産総研)はこのほど、共同開発したフィッシング対策技術を搭載したWebブラウザの公開テストを始めた。Yahoo!オークションへのログインを試せる。
Lunascapeの協力を得て「Lunascape for Yahoo!オークション バージョン2.0」を開発した。アドレスバー上にユーザーIDとパスワード入力欄を設置。専用ページ「お試し版Yahoo!オークション 新技術公開テスト用」からYahoo!オークションにログインできる。通常のブラウザとしても利用可能だ。
ブラウザのアドレスバー領域にパスワード入力欄を設けることで入力欄の偽装を防いでいるほか、サーバとブラウザが相互認証する仕組みも備え、安全にログインできるとしている(パスワード入力はアドレスバー領域から──フィッシング防止の新技術、産総研とヤフーが実装例公開)。
公開テストで不具合を見つけ、実運用に向けた改良を図る。一般に使われているWebブラウザへの標準搭載も目指し、安全なパスワード認証技術として普及させたい考えだ。
関連記事
- パスワード入力はアドレスバー領域から──フィッシング防止の新技術、産総研とヤフーが実装例公開
産総研とヤフーは、フィッシング詐欺被害の防止を目指す新認証プロトコル「HTTP Mutualアクセス認証」を組み込んだFirefox 3ベースのWebブラウザを公開した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.