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JRC、音楽配信データ標準化団体に加入 国内事業者初
音楽著作権を管理するジャパン・ライツ・クリアランスは、音楽配信データの国際的な標準化団体「Digital Data Exchange LLC」(DDEX)に、国内事業者として初めて加入した。
音楽著作権を管理するジャパン・ライツ・クリアランス(JRC)はこのほど、音楽配信データの国際的な標準化団体「Digital Data Exchange LLC」(DDEX)に、国内事業者として初めて加入したと発表した。
DDEXは、曲名やアーティスト名、権利情報といったデータの国際的な標準規格策定を目指す団体で、レコード会社や音楽の権利者団体、配信事業者、IT企業などで構成。米Appleや、Microsoft、RealNetworks、EMI Music、SONY BMG MUSIC ENTERTAINMENTなどが設立会員として参加している。
JRCは設立当初から、楽曲利用データの透明性・正確性を追求してきたという。「DDEX加入によって国際的な音楽配信マーケットの課題や可能性を把握、議論しながら、より正確な使用料の分配と、使用許諾でのデータのやり取りの効率化を進めていく」としてる。
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