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“YouTube一発ボタン”で動画を気軽に ビクター「Everio」

ビクター「Everio」新製品に、撮影した動画をYouTubeに簡単にアップできる機能が付いた。携帯電話やコンパクトデジカメのように気軽に撮影してほしいという。

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Everio GZ-MS100

 日本ビクターは、撮影した動画を簡単にYouTubeにアップロードできるカメラ「Everio GZ-MS100」を7月18日に発売する。機能を割り切り、小型化した上で実売5万円程度の低価格に設定。“気楽に撮ってYouTubeにアップする”という使い方を提案する。

 動画カメラの主な利用シーンは、運動会や結婚式などといった大きなイベント。ネットにアップするような日常のちょっとした風景の撮影には、コンパクトデジカメや携帯が使われることが多いという。

 新製品は、“HDDムービー”で売り込んできたEvrioシリーズとして初めて、記録メディアをSDメモリーカードのみとした。その分従来製品より30%小型化し、重さも270グラム(撮影時)に抑えた。「運動会にも結婚式にも、ちょっとした撮影にも使える」という位置付けで売り込む。

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「UPLOAD」と書かれたボタンがYouTube専用ボタン

 1/6型68万画素CCDと光学35倍ズームレンズを搭載した。本体の側面に、YouTube用の動画を撮影するための専用ボタンを装備。ボタンを押すと、YouTubeにアップできる長さ(10分まで)の動画を撮影できる。

 撮影した動画をUSBケーブル経由でPCに転送する際、YouTubeボタンを押せば、PCにあらかじめインストールしておいた専用ソフトが起動。YouTubeモードで撮影した動画を自動でエンコードし、そのままアップできる。YouTubeのIDを入力しておけば、メニューに従ってマウスを操作するだけでアップロード可能だ。

 カシオ計算機も、YouTubeモードを搭載したデジタルカメラを販売している。カシオ製品の場合はYouTubeに最適な画質・サイズに落とした上で、10分以内の動画を撮影する仕様だが、ビクターの新製品は撮影時には画質を落とさず、YouTubeにアップする際に適切な画質にエンコードする仕様。後でDVDに焼いてテレビで見ても見劣りしない高画質の動画が残せるとしている。

 「ニコニコ動画」などほかの動画共有サービスへの対応についても検討しているが、「DVカメラは欧米が主力市場。まずは欧米で強いYouTubeで利用できるようにしたかった」(同社カムコーダー事業部商品企画部の武富浩一郎氏)。先行発売した欧米では予想を上回る売れ行きという。

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