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匿名エスクロー専用だった楽天オークション、通常配送も可能に
匿名エスクローによる安全性を最大の売りにしていた楽天オークションだが、「お互いの情報を交換する取引方法を望まれるお客も多い」と通常配送を取り入れる。
楽天とNTTドコモが共同出資する楽天オークションは、商品の配送方法を8月1日から、「匿名」と「通常」から選べるようにする。匿名エスクローによる安全性を最大の売りにしていたが、「お互いの情報を交換する取引方法を望まれるお客も多い」とし、通常配送を取り入れる。
出品者と落札者がお互いの個人情報をやりとりせずに取引できる匿名エスクローに加え、お互いの住所、氏名、電話番号を開示して直接取引する通常配送が選べるようになる。匿名では利用できなかった大型商品やクール便、メール便にも対応できるようになるほか、送料が割安になる。
通常配送の導入にあわせ、「楽オクあんしん補償サービス」をスタート。落札者・出品者が不正行為により損害を受けた場合、審査要件を満たせば補償金を支払う。補償金額は、通常配送利用時は落札価格の80%相当(上限10万円)、匿名配送利用時は落札価格と送料の合計額(上限は30万円)。
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