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現行HDDの2.5倍 日立、610Gビット/平方インチの高密度記録技術を開発
日立と日立GSTは、HDDの記録密度を現行量産HDDの2.5倍となる610Gビット/平方インチに高める技術を開発した。
日立製作所と日立グローバルストレージテクノロジーズは7月28日、HDDに使用する垂直磁気記録方式で、記録密度を610Gビット/平方インチに高める新技術を開発したと発表した。現行量産HDDの約2.5倍に当たる大容量HDDが可能になるとしている。
65ナノメートル級のトラックピッチに対応した媒体技術と記録・再生ヘッド技術を開発した。熱に対し安定性のある新記録膜層の採用で記録性能を高めるとともに、記録ヘッドの主磁極の周りを磁気シールドで覆うWAS(Wrap Around Shield)構造により書きにじみの影響を最小限に抑える65ナノメートルピッチ対応ヘッドを採用し、高密度化した。
同社が今月発表した3.5インチ1TバイトHDD「Deskstar 7K1000.B」の面記録密度は270Gビット/平方インチ(1プラッタが375Gバイト)。
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