Google、検索結果のカスタマイズ設定の開示をスタート
「More details」をクリックするとカスタマイズ設定が表示され、ユーザーはその設定を変更することができる。
米Googleは7月30日、Googleで検索した際に、検索結果がどのようにカスタマイズされているかをユーザーが確認できる機能を追加することを明らかにした。この機能は数日のうちに開始されるという。
Googleはより適切な検索結果を提供するために、検索アルゴリズムを使って検索結果をカスタマイズしている。どのようにカスタマイズしているかをユーザーに開示することにより、透明性を高め、より利用しやすくするとしている。
検索結果がカスタマイズされている場合、検索結果ページの右上に「More details」と表示され、これをクリックするとカスタマイズについて説明するページへと飛ぶ。
説明ページには、「Location」「Recent Searches」「Web History」のうち、1項目または複数項目の情報に基づいてカスタマイズされたことが表示される。
Locationは、ユーザーのIPアドレスをもとに、検索結果にユーザーの現在位置が反映されていることを示す。異なる場所を検索結果に反映させたい場合は、Google Accountにサインインし、More detailsのLocationで「Use a different location」をクリックし、都市名や住所を入力する。
Recent Searchesは、ユーザーの最近の検索履歴が検索結果に反映されていることを示す。
Web Historyは、ユーザーがサインインし、かつWeb Historyを有効にしている場合に反映される。ユーザーは自分のWeb Historyから特定項目を削除したり、サインアウトして履歴を検索に反映させないようにすることができる。
また、すべてのカスタマイズを除いた検索結果を表示させることもできる。
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