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ソニー、リチウムイオン電池生産増強へ400億円投資
ソニーがリチウムイオン電池の生産を増強。国内2拠点に約400億円を投じ、生産能力を10年末までに現在の1.8倍に引き上げる。
ソニーは8月4日、リチウムイオン電池の生産増強へ、2010年度まで3年間で約400億円を投資すると発表した。現在の月産約4100万セルを、10年末に7400万セルに引き上げる。
ソニーエナジー・デバイス本宮事業所(福島県本宮市)と栃木事業所(栃木県下野市)で新棟建設と生産設備増設を行う。昨年投資したシンガポール拠点は今月末からリチウムイオンポリマー電池の生産を開始。中国拠点の増強と合わせ、10年末までに生産能力を1.8倍に拡大する。
リチウムイオン電池は、携帯電話やノートPC、デジタルカメラなどのモバイル機器に加え、電動工具やヘルスケア機器などに用途が多様化しており、今後も市場が拡大するとみて投資に踏み切る。
松下電池工業も、リチウムイオン電池生産の増強に向け、新工場設立などに総額1230億円を投じる計画を発表している。
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