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ニコ動、ドワンゴの売上に貢献もまだ赤字
ドワンゴの1〜3Q連結決算で、「ニコニコ動画」を含むポータル事業の売上高が前年同期の117倍・12億8600万円に跳ね上がった。ただ設備投資負担などが重く、ニコニコ動画は赤字運営が続いている。
ドワンゴが8月7日に発表した2007年10月〜08年6月の連結決算で、「ニコニコ動画」(07年1月スタート)を含むポータル事業の売上高が前年同期(1100万円)の117倍・12億8600万円に跳ね上がった。ただ設備投資負担などが重く、ニコニコ動画は赤字運営が続いている。
月額525円の「ニコニコプレミアム会員」(6月末時点で20万3000人)からの売り上げや広告収入、EC収入が着実に売り上げに貢献しているが、設備投資や回線費用をまかない切れず、「収益への貢献には至っていない」という。
連結の売上高は前年同期比16.7%増の181億2400万円、営業損失は3億3400万円(前年同期は2億6000万円の損失)、経常損失は3億1200万円(3億1000万円の損失)、純損失は7億7700万円(14億800万円の損失)
ポータル事業以外の事業別売上高は、着うた・着メロなどを含むモバイル事業が124億7900万円、チュンソフトなど含むゲーム事業が32億6200万円、その他事業が11億4500万円。
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