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「ソフトバンク携帯で契約を一方的に変えられた」 国民生活センターに苦情81件
ソフトバンクモバイルの携帯電話保証サービスで、一方的に契約内容を変えられたという苦情や相談が、国民生活センターに81件寄せられた。同社は返金などで対応している。
国民生活センターはこのほど、ソフトバンクモバイルの携帯電話保証サービスで、一方的に契約内容を変えられたという苦情や相談が、5月末までに81件寄せられたと発表した。同社は「事前の周知が不十分だった」と認め、返金などで対応している。
外装交換費が無料の「スーパー安心パック」(月額500円、490万契約)が、昨年11月から同2割負担の「あんしん保証パック」に変わった(ソフトバンク、スーパー安心パックに替わる新サービス「あんしん保証パック」発表)。同社は事前に、Webサイトや請求書に同封したパンフレットで告知したが、変更を知らなかった契約者などから「納得できない」といった声がセンターに寄せられていた。
センターは「契約者の利益を一方的に制限する変更で、周知も十分でなかった」と判断。同社に改善を求める要望書を提出し、交渉を重ねた。同社は事前周知が不十分だったことを認め、契約者にメールなどで再び告知し、意思確認することを決めた。
昨年11月から今年7月までに外装を交換した契約者には、個別に通知した上で返金するほか、8月から10月は再周知期間と位置付け、この間は外装交換を無償とする。
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