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テクモ、コーエーと経営統合を協議 スクエニTOBには不賛同
テクモとコーエーが経営統合に向けた協議を開始する。スクウェア・エニックスによる友好的TOB提案に対し、テクモ取締役会は不賛同を表明。
テクモとコーエーは9月4日、経営統合に向けた協議を始めると発表した。テクモに対してスクウェア・エニックスが友好的TOB(株式公開買い付け)を提案していたが、テクモ取締役会は不賛同を表明した。
テクモとコーエーは、経営統合委員会(仮称)を設置して協議を進める。「両社が優れた財務体質と強みを相互に生かして収益性を高め、経営基盤を強化し、世界的なリーディングカンパニーとして発展することを目指す」としている。
また「両社の創業者の親交もあり、経営統合することによって両社それぞれの個性を尊重し、社員が十分に能力を発揮できる環境を整えることで、一層の飛躍が期待できる」という。
スクウェア・エニックスからの友好的TOB提案については、取締役会は不賛同を表明。「収益の源泉である有能な従業員の確保、安定した開発環境の確保、ブランドの維持発展の観点から検討した結果、ほかにより企業価値向上の実現性の高い選択の可能性がある」と判断したという。
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