カラオケから「歌ってみた」動画を投稿 「UGA」で新サービス
カラオケで歌う姿を撮影し、動画サイトに投稿したり、携帯電話にダウンロードできるサービス「UGA着メロ工房」が始まった。
通信カラオケ「UGA」を運営するBMBは9月4日、カラオケで歌う姿を撮影し、動画サイトに投稿したり、携帯電話にダウンロードできるサービス「UGA着メロ工房」を始めた。カラオケの楽しみ方を増やし、利用者を拡大したい考えだ。
カラオケボックスなどに、据え置き型の専用カメラとディスプレイ端末を設置。カメラの前に立って歌う姿を撮影し、ディスプレイ端末で確認できる。
ディスプレイ端末から動画をサーバにアップロードし、携帯サイト「UGA着メロ工房」経由で携帯電話に有料(1回210円など)でダウンロード可能。携帯電話で再生したり、着うた・着ビデオに設定できる。
携帯に動画をダウンロードした利用者は、その動画を無料で動画サイト「GyaOうたブロ」に投稿することもできる。年内には「ニコニコ動画」や「モバゲータウン」への投稿にも対応する予定だ。動画をDVDに書き出すサービスも有料(1050円から)で提供する。
UGAの端末を設置した全国の200〜300カ所のカラオケボックスなどで利用できる。今後は、撮影したカラオケ動画にお笑い芸人やタレントなどの動画を合成するサービスを始める予定だ。
カラオケ人口は1995年に約6000万となりピークを迎えたが、現在は約4700万人まで減った。加茂正治社長は「プリクラやカメラ付き携帯、デジカメ、インターネットなど新しい楽しみが広がったため」と減少の理由を分析。新サービスでカラオケに歌う以外の楽しみを加え、市場を再び拡大させたい考えだ。
発表会には歌手の倖田來未さんや、お笑いタレントの次長課長、タカアンドトシ、ハリセンボン、森山中の黒沢かずこさんも登場し、サービスを体験した。次長課長の河本準一さんがタンバリンを手に「サウダージ」(ポルノグラフィティ)を歌い、撮影した動画を見て盛り上がっていた。
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