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ホーキング博士、針のない時計を発表

針もデジタル表示もない時計「Corpus Clock」は、時間を食べる怪物が動かしている。

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 著名な理論物理学者スティーブン・ホーキング博士が9月19日、針もデジタル表示もない時計を発表した。

 この「Corpus Clock」は、ホーキング博士が教授を務める英ケンブリッジ大学コーパスクリスティ校の新しい図書館に飾られるもの。同校で学んだ時計学者ジョン・テイラー氏がデザインし、製作に7年と100万ポンドを要した。

 Corpus Clockには針がなく、上部には時間を食べる怪物「Chronophage」を模した装置を載せている。Chronophageは、まばたきをしたり、あごやしっぽが動くようになっている。このChronophageが世界最大のグラスホッパー脱進機として時計を動かしていると同校は説明している。


Chronophage

グラスホッパー脱進機

 文字盤に当たる部分には多数のスリットが刻まれ、スリットの裏には青いLEDライトが配置されている。このライトを光らせることで時間を示す。


光で時間を示す

 文字盤部分の直径は約4フィート(1.2メートル)で、ステンレススチールの1枚板を使っている。スチールの加工は、オランダの秘密軍事研究施設において、水中で爆発成形を行ったという。

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