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米Yahoo!、Googleとの提携に反対する広告主との対話の場を新設
GoogleとYahoo!の広告提携に異議を唱える広告主と話し合いの場を持つために、「Digital Advisory Council」を設置する。
米Yahoo!は9月22日、提携している広告代理店と広告主の幹部で構成される諮問委員会「Digital Advisory Council」を新設すると発表した。GoogleとYahoo!の広告提携について反対を唱えている広告主たちと、話し合いを持つことを目的の1つとしているという。
委員会は広告主からのフィードバックを集め、Yahoo!と広告主との話し合いを深める役割を担う。Digital Advisory Councilの第1回会合は、第4四半期に開催する予定。
Yahoo!米国部門執行副社長のヒラリー・シュナイダー氏は、「Yahoo!とGoogleの合意について、混乱や間違った情報があるようだが、この合意はネットワークをオープンにするという当社の主要な目標の1つ」であるとし、「Yahoo!がこの合意をどのように実行するかについての質問があれば、Advisory Councilが主要な顧客との話し合いの場を提供する」と説明している。
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