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富士通がHDD事業をWestern Digitalに売却検討との報道 富士通は「事実なし」
富士通がHDD事業をWestern Digitalに売却する方向で調整に入ったという報道があった。富士通は「記事にあるような事実はない」というコメントを発表。
富士通がHDD事業を米Western Digitalに売却する方向で調整に入ったと、日本経済新聞が10月2日付けで報じた。記事によると、年内に合意を目指すという。
富士通は同日、「HDD事業についての報道があったが、記事は当社への取材に基づくものではない。HDD事業に関しては、現在記事にあるような事実はない」というコメントを発表した。
富士通の2007年度のHDD事業売上高は3327億円。汎用品からは撤退し、サーバ用などの高付加価値品に集中する戦略をとっているが価格競争が厳しく、同年度は営業赤字だった。LSI事業の分社化に続き、HDD事業もスピンアウトするなどして再構築するという観測が出ていた。
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