MSバルマーCEOの「Vista擁護」と「Google批判」(2/2 ページ)
「Vistaの採用ペースはXPより早い」「誰もGoogle Appsを使っていない」――MicrosoftのバルマーCEOがGartnerの年次カンファレンスで語った。
またバルマー氏は、Microsoftが直面しているGoogleからの挑戦について質問を受けた。両社はこの数カ月、検索とコンシューマー向け広告で衝突しているが、Gartnerのアナリストは、両社は今後クラウドをめぐってもぶつかると確信している。
Google Apps利用者について聞かれると、同氏はMicrosoft OfficeとGoogle Appsの比較にいら立ちを見せた。
「事実に目を向けよう」と声のトーンを上げて同氏は語った。「誰もこれ(Google Apps)は使っていないし、利用データは7カ月間伸びていない。comScoreのデータを見ると、横ばいになっている。(Google Appsでは)文書に脚注も付けられない」
同氏はまた、MicrosoftのYahoo!買収提案も擁護した。現在は何の申し出もしていないが、買収提案はYahoo!とMicrosoftの両方にとって意味のあるものだったと今も信じているという。両社は検索提携について話し合ったこともあると同氏は明らかにした。
「Yahoo!が身売りを嫌がったのは明らかだ」と同氏。「この件からわれわれが学んだのは、同社が独立を保ちたがっているということだ。それでもおそらく、検索関連で提携する機会はあるだろう。今は交渉はしていないが、買収提案が不発に終わった後で当社が申し出たのは提携だ。今でも、提携は両社の株主にとって理にかなっていると思う」
関連キーワード
Windows Vista | Microsoft | Google | Windows 7 | Gartner | スティーブ・バルマー | Google Apps | Gartner Symposium/ITxpo | Internet Explorer
関連記事
Editorial items that were originally published in the U.S. Edition of “eWEEK” are the copyrighted property of Ziff Davis Enterprise Inc. Copyright (c) 2011. All Rights Reserved.